埼玉 パート看護師

私は元々は外科の病棟に勤務していましたが、自分から希望を出して現在は緩和ケア病棟で勤務しています。

 

緩和ケアに移りたいと思ったきっかけは、一昨年祖父を亡くしたことです。

 

肺腺癌から最期は全身に転移し、激しい痛みと呼吸の苦しさを訴えながらの闘病、最期は痛み止めで意識も殆どないまま沢山のチューブや酸素マスクをつけたまま亡くなってしまいました。

 

患者の家族という立場に立ってみて、終末期医療のありかたについて改めて考えるようになりました。

 

自分自身も外科の看護師として延命治療に携わっていたのですが、可能な限りの延命に尽くすだけの医療に疑問も感じはじめ、緩和病棟に移りたいという希望を出しました。

 

緩和ケア病棟は、病気の治癒や延命が目的ではなく、患者さんの苦痛や痛みを出来る限り取り除き、少しでも穏やかに過ごせることを目的としています。

 

痛みや体の浮腫などの身体的な苦痛を取り除くことだけでなく、最期の時へ向かう不安、恐怖、絶望感、といったこころの問題にも向き合ってケアしていくことが緩和ケアの役割です。

 

患者さんご自身だけでなく、ご家族の心のケアも重要になってきます。

 

死を迎える日が遠くはない患者さんとそのご家族のために、私たちは何をすることが最善なのか、いつも模索しています。

 

外科病棟にいたとき以上に、命の重さや、生きることの意味について考えるようになりました。

 

緩和ケアの看護の仕事は奥が深いです。